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着物リメイクのデザイン傾向 [着物地について]

着物リメイクという分野は、たぶん20年前には需要がなかったと思う。というか、少数の方にしか興味を持たれていなかった。振り返れば、森南海子先生が着物を上下に分割して二部式の着やすい着物をリフォームして作っておられたりしたが、一冊の本にまとめたりはされていなかった。

ところが、現在は、10冊以上の着物リメイク本が出ていて、人気作家もいる。特に人気なのは、「型紙いらず」という方向。着物のサスティナブルな面を評価し、なるべく着物にはさみを入れずに仕上げようというもの。

考え方は、私も好きなのだが、着物にはやはり弱点がある。洗濯や保管などの「管理」が大変なことだ。本当に永遠に着続けることはできない。それよりも、たびたび手を通して服としての寿命をまっとうするほうがよいのではないか?

少し、そういう考え方なのかなと思うのが「志水美香さんの着物リメイク」本。作品の中からパンツを作ってみた。だけど、やはり身体に添うという点では不満がある。少し、改善の余地があるように思った。kimonopants-1.jpgkimonopant-2.jpgsimizubook-1.jpg
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