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家庭用ミシンで皮革を縫う [ミシンの使い方]

直線強化縫いで革を縫う
 エディトに備えた家庭用ミシンは、ジューキのエクシードキルトスペシャルです。エクシードには、「直線強化縫い」という連続返し縫いというべき針目があり、本当にピッタリ同じところを3度縫います。家庭用ミシンで革を縫う可能性を広げたいと思っていた矢先、この縫い目を見て、「革縫いに使えるのじゃないか」と思いつきました。
 ミシンで革を縫うというと、普通は「20番か30番の糸で、ミシン針は14号に」太くして縫うように奨められます。だけど、試してみればわかるのですが、針を太くするとそれに反比例して厚い革が縫いにくくなります。細い針のほうが貫通力は勝っています。ただ、縫い糸が細いと、革とのバランスがとれずそれが物足りないと感じてきました。直線強化縫いで縫えば、これらのことが一気に解決します。

①普通の細い針(11号)で貫通力を生かして縫える
②縫い始めの返し縫をしないでよい
③縫い糸が太く見えて、革とのバランスがよくなる
④丈夫になる
我ながら、なんていいこと思いついたんだろうと悦に入っています。明日の定休日、思いっきり革小物を作ってみることにします。
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転機となった本との出会い [本のこと]

ブログで紹介するにあたり、トップに選びたいのはアンドルー・ゴードン著『ミシンと日本の近代』です。
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この本に出会っていなければ、ミシンカフェを開業するという選択はなかったと思います。2013年の11月初め、胸にこみあげるものがありながら本を読み終え、「そうだ、ミシンに係ることにしよう」と決心がつきました。勤め人で人生を終えることに納得できず、独立しようともがいていました。
「何をすればいいのだろう?」
その答えは、自分自身の人生の中にありました。父を亡くしてから、37歳だった母は在宅で仕事をしてくれました。私の「お母さんは家に居てほしい」という我儘を聞き入れての職業選択です。それを可能にしたのは、縫製の賃仕事でした。
ミシンという機械がコンパクトで家屋に据え付け可能だったからこそ、在宅で家族を養うに足る収入を得られたわけです。
 アンドルー・ゴードンはアメリカ生まれで1995年以降はハーバード大学の教授になっています。専門は日本近現代史、とくに社会史を探っているそうですが、「日本の消費者の変化がわからない」と悩んでいたところ、ミシンに着目することで課題が解決できたとか。
 江戸時代末期にミシンが日本に入ってから、いかに日本社会に根付き、女性の存在を高めてきたか…、母の人生を深く意味づけしてくれたと言っていいでしょう。
 この本と出会うきっかけは、加藤陽子さんの毎日新聞での書評です。昨年、学術会議のメンバーから除外という指示を政府が出したときには、かなり憤りを抱きました。

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コンピュータミシンの [ミシンの使い方]

エディトの家庭用ミシンは、ジューキのエクシードキルトスペシャル、送り歯の性能がよく、薄い布でも縫いやすいという優秀なミシンです。布をつかむ機能が優れているので、ワンポイント刺繍や飾り縫いを使ってバッグにつけるタグを作ってみました。
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