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カイコと絹の本 [本のこと]

カイコという昆虫の力に驚いている。
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 日本のカイコ研究は世界的にも優れているらしく、現在もなおトップリーダーを走っている。着物リメイクにあたって、絹生地の洗濯実験を自分でやってみよう、などと考えていたが、実態としてはその必要はないようだ。絹の扱いについては、すでに数々の研究が蓄積されているからだ。
 例えば、今の日本で「繊維」という名称のつく唯一の学部は信州大学繊維学部であり、この学部は絹糸、絹織物の研究のために誕生し、現在もその歴史を受け継いでいる。学会としては日本シルク学会、日本蚕糸学会と二つの学会があり、さらに100年以上の歴史をもつ「大日本蚕糸会」という団体があり、それぞれに各種団体の研究を援けている。
 それもこれも、日本が長く「絹製品」を輸出の柱にしていた時代があったからだ。かつて、絹はもうかる繊維だったのだ。
 ある意味、専門化しすぎていて素人向けに書かれた本が少ないというのも実情なのかもしれない。専門家による解説をよく書いてくださっているのは、小松計一氏で、図書館から借りることができた。正月休み、カイコと絹についての解説本を読んで、まずは勉強です。

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