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縮緬地を洗濯してみた [着物地について]

縮緬洗濯.jpgすっかり行きつけになった中古のきもの屋さんで、縮緬の帯を買ってきました。洗濯しにくいという絹地を使って洗濯実験をするためです。使う洗剤は、シルクランドリー。絹専用の洗剤で、中古の長襦袢を洗ったときに汚れ落ちが優れていたのです。
実験台にしたのは二越縮緬。糸に撚りをかけて織り糸がからむことによってシボ(凹凸)ができ、身体に馴染みやすく多少の伸縮性を持っています。店員さんからは、「縮緬は洗濯しないほうがいい。悉皆やさんに頼むべき」と聞いていた。かなり縮んでしまうというのがその理由。
洗ってみた結果がこの画像。元々、幅35.5㎝あったものが水洗いだと32.5㎝に、シルクランドリーで洗ったものは30.5㎝になりました。タテ方向にも10㎝が9.6㎝(水)、9.1㎝(シルクランドリー)と変化しました。洗濯時間は、すすぎを含めて12分。脱水はせず、タオルではさんで軽く水気をとり、ボタボタ干しで自然乾燥です。
印象としては、やはり、かなり縮むなあと思います。けれども、風合いにはそう大きな変化はなく、しなやかさも保っています。5日後にもう一度、洗ってみて、縮みがさらに進行するのか、止まるのか、確かめてみます。
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